プラス脱毛

お肌を守る皮脂

皮脂

毛穴の脂、角栓、テカリ…、皮脂には何かとよくないイメージが付きまといがちですが、身体を守るための大切な働きがあるものなんです。また、毛穴から分泌されるものですから、ケアなの内部分には脂分を補給することはできません。毛髪や体毛など、毛の生えている部分の皮膚を保護しているのもこの脂分の役割りなんです。健康で透明感のある素肌美を作るために欠かせない、皮脂の働きや成分についてしっかり知っておきましょう。


肌を守る”皮脂膜”

皮脂腺から出る脂分は、毛穴から分泌されて皮膚の表面を覆っています。そのため、表皮に含まれている水分が蒸発してしまうのを防ぎ、皮膚の潤いを保つことで柔らかくしっとり、滑らかな状態を保つことができます。皮脂と共に、皮膚の表面をカバーしてくれているのが、汗腺から出る汗です。脂分と汗がバランスよく分泌されることで、外からの刺激や刺激物質から皮膚を守り、内側に必要な水分をしっかりと蓄えておくことができる天然の保護膜「皮脂膜」となります。

成分

脂分と汗の分泌量は、年齢や性別、生活習慣、体質などによって違っていますが、皮脂膜を構成している基本的な成分のうち、最も多く含まれているのはグリセロール類で。また、次に多いのが脂肪酸で、次に多く含まれているのは、ワックスエステルと呼ばれるもので、全体の20%程度を占めています。

グリセロール

中性脂肪からできているグリセロール類は、全体の約半分を占めています。グリセロールは、体内の酵素によって脂肪酸に分解されるという特徴があります。分解されずに皮脂膜に含まれているものは、皮膚の表面で水分を溜め込んで潤いを与える役割りをしています。保湿クリームや美容クリームの中に使われているグリセリンなどは、このグリセロールの働きを補うためのものといえます。


脂肪酸

皮脂腺で生成されたばかりの脂肪酸には肌を弱酸性に保つ効果があり、これが重要なバリアとして機能しています。しかし、脂肪酸は空気などに触れることで時間が経過すると酸化して、汚れをためこんだりにおいを発するようになります。そのため、皮脂腺から分泌されたあと、毛穴や表皮で酸化してしまった脂肪酸が長時間残っていると、黒ずみや角栓の原因になってしまいます。


ワックスエステル

これはろうそくや蜂の巣などの成分でもある蝋(ろう)と同じものです。このワックスエステルが含まれているおかげで、体内の水分は蒸発しにくくなり外から異物が進入するのを防いでいます。保湿効果の高いホホバオイルにも多く含まれているもので、肌の水分を調整し、潤いを保つ働きがあります。


上手にコントロールしよう!

取り過ぎに注意!

皮膚から出る脂分は自分の身体に一番適した天然の美容クリームですから、取りすぎることはお肌をいためてしまう原因にもなるんです。洗顔料の成分や洗顔の回数、高すぎるお湯の温度など、毎回皮脂をしっかり落としてしまうと、肌を守るバリアが足りないと肌自身が判断してさらに分泌量を増やしていきます。そのため、さらに皮脂の分泌を抑えようとすると、肌がかさついたり、荒れてしまうことになります。そのため、皮脂の分泌バランスが崩れてしまい、肌の保水力が低下したり、分泌量が異常に増えたり反対に減少したりしてしまうことに繋がります。

皮脂欠乏症(皮脂欠乏症湿疹)

皮脂の分泌量が少なくなりかゆみやカサつきを感じるものです。一般的には、老化と共に脂分を多く含む食事を取らなくなることや皮脂を精製する能力が低下することで起こる現象ですが、最近ではダイエットのよる低脂分の食事を続けていたり、洗顔などでひしを過剰に取り過ぎる事も原因となるため、特に乾燥しやすい冬場になると若い人にも多く見られるようになってきました。脂分が足りなくなると、肌に必要なビタミン類も吸収されず肌荒れが酷くなったり、くすんでかゆみを伴ったりします。皮脂欠乏性皮膚炎になった場合には、皮膚を擦り洗いしない、石鹸や洗顔料を使わない、体温以上のお湯を使わない、などを心がけると予防や改善に繋がります。